先日地域の薬剤師会(大阪市港区薬剤師会)にて、熱中症とその予防について大変為になる話を聞けたので、ここでもシェアさせて頂きます。
講師をしていただいた先生は、臨床の場だけではなくTVや新聞などの各種メディアでも大変活躍されておられる、服部益治先生でした。
※【先生のご略歴】医療福祉センターさくら院長,兵庫医科大学 特別招聘教授 など
それではシェアさせていただく内容の本題に入ります。
筋肉量が減ると熱中症になりやすい
まずは身体と水分、熱中症と水分 の関係からお話し させていただきます。
※大塚製薬 身体と水分 よりお借りした画像
性別や年代にかかわらず 人間の体重の半分以上は水です。
この水(水分)が、体内をめぐっているので 汗をかいて熱を逃がして、体温を一定に保つことが出来ています。
つまり 水分が失われると、体温を一定に保つことが出来ず、熱中症になってしまう という訳です。
身体にとって水分は非常に重要です。
そして、筋肉量が減ると熱中症になりやすいです。
なぜなら、筋肉の約80%が水分で出来ているからです。
体の中で筋肉は水分の貯水池(ちょすいち)とも呼ばれています。
筋肉量が減るという事は貯水池の大きさが小さくなるという事ですから、水分不足になる危険性、水分不足になる確率は大きく上がってしまいます。
琵琶湖の水を使い切るのは大変ですが、小さな池の水は簡単に使い切ることができます。
筋肉の約80%が水分、脂肪は約20%が水分
では、この筋肉の約80%が水分という数字がどれほど大きいのか、他の部位と比べてみます。
筋肉と同様に身体中にひろく存在している細胞に脂肪があります。
この脂肪の水分量は約20%です。
筋肉がいかに水分量が多いのかよくわかります。
長いコロナ自粛で筋肉量も低下
私たちは2020年の緊急事態宣言以降、数年間にわたる長い自粛生活を送ってきましたので、運動不足により筋肉量が減り脂肪量が増加しています。
もしも、ここ数年間の体重は変わっていなくても、
運動不足で筋肉の量が減り、脂肪の量が増えていますので、
身体に貯められる水分が大きく減っています。
今年の夏は例年より更に熱中症対策が必要
※【画像】TBSテレビよりお借りしました
それに加えて、世界の平均気温は年々上昇していますので、年々熱中症対策の重要性は増しています。
水分補給の重要性は増しています。
筋肉量は簡単には増やすことはできませんし、
世界の平均気温は私たち個人の力ではどうすることもできません。
しかし、私たちの身体の水分は口から飲む事で補うことができますので、水分はとってゆきましょう。
飲むのは「お水」でも良いですが、この暑い夏は、汗などにより不足しがちなイオンも摂れて水分吸収速度も速い「経口補水液(OS-1など)」がおすすめです。
この夏は、いざという時にすぐに飲めるよう ご家庭で常備をお願いします。
※画像はOS-1のサイトよりお借りしました
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