疾患-薬剤

熱中症

【注意】運動不足で筋肉量が減った身体は熱中症になりやすいです

先日地域の薬剤師会(大阪市港区薬剤師会)にて、熱中症とその予防について大変為になる話を聞けたので、ここでもシェアさせて頂きます。 講師をしていただいた先生は、臨床の場だけではなくTVや新聞などの各種メディアでも大変活躍されておられる、...
薬剤師が説明

めちゃくちゃ苦い薬の飲ませ方(タミフル、オセルタミビルなど)

幼児によく処方される薬の中で、特に苦いと有名なのがインフルエンザ治療薬の「タミフル」や「オセルタミビル」です。 今回は、私が薬局薬剤師として色んなお子さん またその保護者さんに服薬指導と聞き取りをしてきた経験から「めちゃくちゃ苦い薬」...
薬剤師が説明

子ども への薬の 飲ませ方 おすすめ方法3選 ~薬局薬剤師で3児の父である私がおすすめする方法~

このページでは、薬局薬剤師で3児の父親でもある私が 「新生児~乳児(まだ離乳食が始まっていない乳児)」へ おすすめ薬の飲ませ方 を、自身の経験も踏まえで紹介してゆきます。 最もおすすめな方法「哺乳瓶の乳首で飲ませる」 哺乳瓶...
疾患-薬剤

ビソノテープは切って使っても大丈夫か? ~薬局薬剤師が解説~

先日患者さんより、ビソノテープを切って使っても大丈夫ですか? という質問がありました。 同じようにお困りの患者さんがおられたらと思い、「ビソノテープは切って使っても大丈夫か?」について書き残しておきます。 ビソノテープは切って使っても大...
疾患-薬剤

プログラフ と グラセプター の違い ~タクロリムス水和物~

プログラフカプセルも グラセプターカプセルも 一般名(成分名)は、タクロリムス水和物です。 ですが、この2つは異なる薬です。 グラセプターカプセルは、徐放性製剤 プログラフカプセルは、普通製剤 という違いがあります。 効能...
疾患-薬剤

SGLT2阻害薬は手術の3日前から休薬し、食事が十分摂取できるようになってから再開する

多くの血糖降下薬などは、低血糖防止のために手術当日から服薬を中止することが一般的ですが、SGLT2阻害薬は手術の3日前から休薬することが推奨されています。 またその際SGLT2阻害薬の再開は食事が十分摂取できるようになってから が推奨...
疾患-薬剤

SGLT2阻害薬(糖尿病治療薬)の特徴と注意点の一覧

SGLT2阻害薬一覧 糖尿病治療薬の1つである SGLT2阻害薬ですが、 現在下記6種類(6成分)が発売されています。 当ページでは、これらの薬剤に共通の特徴と注意点について確認してゆきます。 SGLT2阻害薬の特徴 ...
疾患-薬剤

コレクチム軟膏 新しいアトピー性皮膚炎治療薬~ステロイド外用薬・タクロリムス軟膏との違い~

 コレクチム軟膏は新しい作用機序のアトピー性皮膚炎の薬 コレクチム軟膏は、今までのアトピー性皮膚炎の治療薬(塗り薬)とは異なる作用機序の薬で、外用ヤヌスキナーゼ阻害薬と呼ばれる塗り薬です。 コレクチム軟膏が皮膚炎を抑える、この新しい...
疾患-薬剤

ラツーダ錠は食事の影響を受けやすい薬剤。必ず食後に服用してください

ラツーダ錠は統合失調症 と 双極性障害におけるうつ症状の改善 に使用される薬剤です。 この薬剤は、食事の影響を受けやすいので必ず食後に服用するようにしてください。 食事を取っていないタイミングや就寝前などに飲むと、食後と比べて、薬剤...
疾患-薬剤

片頭痛治療薬レルパックス錠は心筋梗塞や狭心症を起こした事のある方は使用することができません

片頭痛治療薬の レルパックス錠(エレトリプタン錠) は、心筋梗塞や狭心症などの虚血系心疾患症状を起こしたことのある患者さんや、これらの疾患の治療中の患者さんには使用することができません。 心筋梗塞や狭心症,不整脈などの虚血系心疾患様の症状...
疾患-薬剤

デザレックスはどれくらいで効くの? 長期間飲んでも大丈夫?

デザレックス錠5㎎は長時間作用型の第二世代抗ヒスタミン薬です。 花粉症などのアレルギー性鼻炎に処方されたり、蕁麻疹や湿疹または痒み止めとして皮膚科で処方されることも多い薬剤です。 デザレックス(デスロラタジン)の飲み方 デザレックス(...
疾患-薬剤

エピデュオゲルの塗り方・塗る量・塗る面積 と 注意点(ニキビ治療薬)

製薬会社(マルホ)さん作成の患者さん用リーフレット「尋常性ざ瘡治療薬エピデュオゲルを使用される方へ」が大変わかりやすいので、病院や薬局でもらい忘れてしまったり、失くしてしまった方のために、こちらからも情報や画像を引用して、書きまとめてゆきま...
薬剤師が説明

頭皮の乾癬治療薬コムクロシャンプーの使い方【薬剤師が説明】

コムクロシャンプーは、頭皮の乾癬治療に使用するシャンプータイプの外用薬です。 使い方を製薬会社作成の「コムクロ®シャンプーをお使いの方へ(指導箋)」を参考にして、ご説明いたします。 コムクロシャンプーの使い方 使い方は、このステッ...
薬剤師が説明

ラキソベロン内用液0.75% の使用量の目安は何滴?

ラキソベロン内用液0.75%は、細かい用量調節をすることで、乳幼児から高齢者まで使用することが出来る薬剤(便秘薬,下剤)です。 ※ラキソベロン内用液0.75% と ピコスルファートNa内用液0.75% は同じ成分の薬です ラキソベ...
疾患-薬剤

ビソノテープは貼ったまま入浴しても大丈夫か?

ビソノテープは1日1回貼り替える薬なので『入浴前に剥がし、入浴後に新しい薬を貼る』という使い方をされている方も多いと思いますが ビソノテープは貼ったままの入浴も可能です。 貼った部分を、石鹸で強くこすったり、タオルで強くこす...
疾患-薬剤

ビソノテープが はがれた時にはどうすれば良いのか?

ビソノテープが もし 剥がれてきてしまったら、剥がれてきた部分を絆創膏等で上から固定してそのまま使ってください。 夏場、汗をたくさんかいた事で はがれてきた場合は、汗と皮膚の油分をよく拭き取ってから絆創膏等で上から固定し、再貼付して大...
便秘

便秘薬ピコスルファートNa液(ラキソベロン液)の特徴と使い方・注意点

※ピコスルファートNa液 と ラキソベロン液 とは同じ薬です。 ※ピコスルファートNaが一般名(成分名)(ジェネリック医薬品)で、ラキソベロンが先発医薬品名です。 ピコスルファートNaは、大腸を刺激して効果を発揮するタイプの便秘...
便秘

便秘薬アミティーザ(ルビプロストン)の特徴と使い方(飲み方)と注意点

アミティーザは2012年に発売された、慢性便秘症に対して使用される薬です。 2018年には低用量の12㎍カプセルも発売されました。 アミティーザの飲み方 アミティーザは 通常1日2回、食後に1カプセル(24㎍)を服用します。...
便秘

センナ(ヨーデル,アローゼン)・センノシド(プルゼニド)等の便秘薬の特徴

センナ や センノシド は、大腸刺激性下剤 に分類される下剤です。 その名前の通り、大腸を刺激して大腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にすることにより、便を押し出してくれる薬です。 センナ や センノシド が配合されている薬品名...
便秘

息んでいるのに便が出ない方は骨盤底筋が弱いのかもしれません[便秘解消のための知識]

骨盤底筋が弱いと、息みが直腸にうまく伝わりません。 また、 息むと通常は緩むはずの骨盤底筋が収縮(奇異収縮)したり、 息みで肛門を緩めることができなくなったり、 逆に肛門が締まる方もおられます。 こういった場合、肛門科の医師に...
便秘

洋式トイレの正しい座り方[便秘解消のための知識]

洋式トイレの正しい座り方は、ロダンの彫刻の『考える人』をそのまま真似してください。 洋式トイレの場合、便座に座って上体を前に少し倒すことで、肛門と直腸の角度がまっすぐになって、直腸にたまっていた便が出やすくなります。 また、かかとを...
便秘

排便は我慢してはいけません[便秘解消のための知識]

外出先や人と一緒に居る時など、排便するのが嫌だからといって便意を我慢しないようにしましょう。便意を感じられなくなり、直腸性便秘というタイプの便秘の原因となります。 ※当サイト別ページより引用 直腸性便秘とは 大雑把にいうと、 長~い腸...
便秘

食物繊維の摂り過ぎは便秘に逆効果になる場合もある[便秘解消のための知識]

便通改善に良いイメージのある 食物繊維 ですが、食物繊維を摂っても便秘解消に無意味な場合や、食物繊維の摂取が便秘に逆効果をもたらす場合もあります。 直腸性便秘 というタイプの便秘の場合、食物繊維の摂取が便秘に逆効果になることがあります...
便秘

運動不足で便秘になる!?[便秘解消のための知識]

便秘で悩んでいる方は、日々の運動が不足している事が多いです。 運動を習慣化し、運動不足を解消すれば、便秘も解消されることがあります。 適切な運動は腸の働きを高める 適切な運動は、体の血液の流れをよくして 腸の働きを高めます。 さらに...
便秘

腸内環境(腸内細菌)を整える。[便秘解消のための知識]

便秘には生活習慣の改善がとても大切で、食事と運動の習慣の見直しが基本です。 そして、次に基本となるのが、腸内環境(腸内細菌)を整えることです。 腸内細菌には3つのグループがある 腸の中には、 善玉菌が約20% 悪玉菌が約10% ...
便秘

便秘薬を使う前・使う時に知っておいて欲しい事[便秘解消のための知識]

慢性の便秘を根本的に治す薬はない 便秘に対しての薬物治療(お薬による治療)は、生活習慣の改善を行っても便秘が解消されない場合に始めるのが基本です。 便秘が解消されない場合や、生活習慣の改善が難しい場合に薬の服用を始めます。 ...
疾患-薬剤

過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome : IBS)とは、腸に異常が無いにも係わらず消化器症状を繰り返す病気

過敏性腸症候群(英名irritable bowel syndrome:略 IBS)は、 大雑把に言うと、腸に見た目での異常は無いにも関わらず、便通異常や腹部不快感などの、消化器症状が続く・繰り返す などをする病気の事です。 ※L...
疾患-薬剤

モビコール配合内用剤の味とオススメの飲み方

モビコールは便の排出を促進させるお薬 モビコール は、その浸透圧効果により、腸管内の水分量を増加・保持することで、便の水分量を増やし,便を かさ増しさせることで、便の排出を促進してくれるお薬です。 英国のガイドライン(2010年のN...
疾患-薬剤

モーラスパップ30㎎・テープL40㎎・パップXR120㎎は何が違うのか

モーラスパップXR120mgが発売されてから、 「120mgって事は、モーラスパップ30mgの4倍強いの?」 と質問をいただく事が あります。 モーラスパップXR120mgは、モーラスパップ30mgの4倍強い訳ではありません。 ...
疾患-薬剤

アズノールST錠の使い方と味や 間違って飲んだ場合の対処法【質問の多い内容まとめ】

アズノールST錠は、口内炎などの症状に使われる薬です。 カタチは錠剤ですが 飲み込む薬ではなく、歯茎と口唇の間に挟んで溶かすという使い方 が特徴的な薬です。 今回、薬局窓口で患者さんから質問を受けたり、説明する事が多い内容を...
疾患-薬剤

クラバモックスの飲み方と、食前に飲ませ忘れた場合の対処法【薬剤師が解説】

「食直前(または食前)」の指示で、クラバモックス小児用配合ドライシロップ を処方してもらっていたけれど、食前に飲ませるのを忘れてしまった! 食後に気づいた‥。  食事を始めてから気づいた‥。 という場合、クラバモックスは食後に飲ませ...
薬剤師が説明

食事時間が不規則で、薬を決まった時間に飲めない場合の対処法【薬剤師の知識】

食事時間が不規則で、薬を決まった時間に飲めない場合の対処法 お医者さんに処方してもらった薬で「1日3回 食後 」 と書いてあっても、食事に関係ないタイミングで飲める薬というのは意外と多いものです。 服用時間(タイミング)が...
疾患-薬剤

足にかゆみがある=水虫 とは限りません

水虫の原因菌は 白癬菌(はくせんきん) という カビ(真菌)の一種 です。 この白癬菌の栄養分は ケラチン というたんぱく質です。 そして、このケラチンというたんぱく質は皮膚や爪に多く存在しています。 ですから、爪や皮膚で...
疾患-薬剤

うがい薬イソジンとアズノールとネオステリンの違い

大阪府の吉村知事の発言によって、イソジンうがい薬(ポビドンヨードうがい薬)が大きく注目を浴びました。それに伴って、患者さんから うがい薬 についてよく質問されるようになりましたので、よく処方される うがい薬 それぞれの違いについて書きまとめ...
疾患-薬剤

シメチジン(タガメット)は肩関節の石灰沈着性腱板炎に適応外使用されることがあります。

シメチジン錠やタガメット錠は、胃酸の分泌を抑制するという作用を持つ薬です。 胃潰瘍や胃炎の症状に対して処方される事が多いです。 添付文書に記載されている 効能・効果 は下記の通りです。 ※シメチジン錠(タガメット錠)の添付文書(2...