便秘薬ピコスルファートNa液(ラキソベロン液)の特徴と使い方・注意点

便秘

※ピコスルファートNa液 と ラキソベロン液 とは同じ薬です。

※ピコスルファートNaが一般名(成分名)(ジェネリック医薬品)で、ラキソベロンが先発医薬品名です。

ピコスルファートNaは、大腸を刺激して効果を発揮するタイプの便秘薬ですが、同じ大腸刺激性下剤の センナ や センノシド よりも習慣性が少なく、用量調節もしやすいため、子供からお年寄りまで幅広く用いられているのが特徴です。

特に液剤はコップの水に数的落として飲むので、微妙な量も調節できます。

 

ピコスルファートは幅広い剤形がある

液剤・錠剤・カプセル・顆粒・ドライシロップと幅広い剤形があります。

特に液剤が、その用量調節のしやすさからか、よく処方されている印象です。

液剤5滴=2.5㎎錠1錠分

ピコスルファートNa内用液5滴分=ピコスルファートNa錠2.5㎎1錠分です。

液剤は、錠剤の5分の1の量まで微調整できるのが優れている点です。

ピコスルファートは妊婦も使用できるの?

ピコスルファートは、添付文書では「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。」との記載がされています。

ですが、実際医療関係者の間では、これまでの使用上の経験や,ピコスルファートの血中への移行量が少なく 胎児へはほぼ移動しないことが考えられる特徴などから、妊婦さんへも比較的安全に使用できる薬剤であると認識されています。

医師から処方してもらった場合、ピコスルファートは妊婦さんも使用できます。

※ラキソベロン(ピコスルファート)の添付文書(2019年12月改訂)より引用




腸内細菌のバランスが崩れていると効果が減弱するかも

ピコスルファートナトリウムは、腸内細菌叢由来のアリルスルファターゼにより発生した活性体が大腸粘膜を刺激して作用を発揮します。

腸内細菌のバランスが著しく崩れていると、期待した効果が得られないことも考えられます。

※ラキソベロン(ピコスルファート)の添付文書(2019年12月改訂)より引用

 

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