ラツーダ錠は食事の影響を受けやすい薬剤。必ず食後に服用してください

疾患-薬剤

ラツーダ錠は統合失調症双極性障害におけるうつ症状の改善 に使用される薬剤です。

この薬剤は、食事の影響を受けやすいので必ず食後に服用するようにしてください。
食事を取っていないタイミングや就寝前などに飲むと、食後と比べて、薬剤の効きが悪くなってしまいます。(体へ吸収される量が減ってしまいます。)

1日1回食後であれば、毎日の服用タイミングは朝食後でも、昼食後でも、夕食後でも、大丈夫です。

うつ病に使用される他薬は、就寝前服用で処方されることも多いですが、ラツーダ錠(ルラシドン塩酸塩錠)は就寝前服用には適していません。
処方された患者さんは、就寝前など(食後以外)に飲んで、薬剤の効果が適切に得られないという事のないよう知っておいてください。




添付文書より情報を引用

ここ以下は、2021年6月1日に投薬期間制限が解除(長期処方解禁)されたラツーダ錠について、添付文書より情報を引用して、ラツーダ錠の事を説明してゆきます。
※添付文書-2021年6月改訂(第5版)-より引用

禁忌(次の患者には投与しないこと)

これらに1つでもあてはまる場合はラツーダ錠(ルラシドン塩酸塩錠)は絶対に飲まないでください。

ラツーダ錠の併用禁忌薬(一緒に飲んではいけない薬)は多いほうです。
患者さんは、併用禁忌薬が何かまでは覚える必要はありませんが、ラツーダ錠の併用禁忌薬は多いという事は覚えておいた方が良いです。

そして、ラツーダ錠の処方医以外を受診する際は、必ず「ラツーダ錠を服用している」事をお薬手帳のほかにしっかりと口頭でも伝えて下さい。

 

2禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.1 昏睡状態の患者
[昏睡状態が悪化するおそれがある。]

2.2 バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者
[中枢神経抑制作用が増強される。]

一部の 睡眠薬、麻酔薬、抗てんかん薬などにバルビツール酸系薬があります。

 

2.3 CYP3A4を強く阻害する薬剤を投与中の患者
アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、ボリコナゾール、ミコナゾール(経口剤、口腔用剤、注射剤)、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ポサコナゾール)、
HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ロピナビル・リトナビル配合剤、ネルフィナビル、ダルナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル)、
コビシスタットを含む製剤
クラリスロマイシン

【大雑把な解説】
CYP3A4というのは、薬を分解する体内物質のことです。(薬物代謝酵素)

CYP3A4を強く阻害する➔薬が分解されず➔薬が効きすぎてしまうおそれ

この中でも特にクラリスロマイシンは非常によく使用されている抗生物質で、あらゆる診療科で処方される可能性があり、注意が必要です。

 

2.4 CYP3A4を強く誘導する薬剤(リファンピシン、フェニトイン)を投与中の患者

【大雑把な解説】
CYP3A4を強く誘導する➔薬がめっちゃ分解される➔薬が全く効かないおそれ

 

2.5 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2.6 アドレナリンを投与中の患者(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)

効能又は効果

統合失調症 または
・双極性障害(躁うつ病)におけるうつ症状 に使用される薬剤です。

4. 効能又は効果
○統合失調症
○双極性障害におけるうつ症状の改善

用法及び用量

先に書いた通り、1日1回必ず食後に服用してください。

6. 用法及び用量

〈統合失調症〉
通常、成人にはルラシドン塩酸塩として40mgを1日1回食後経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は80mgを超えないこと。

〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉
通常、成人にはルラシドン塩酸塩として20 ~ 60mgを1日1回食後経口投与する。
なお、開始用量は20mg、増量幅は1日量として20mgとし、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は60mgを超えないこと。

その他、
腎機能が低下している患者さんに対しては、投与量を減量するなどの調整も必要な薬剤です。

 

注意点

当ページ執筆時点の情報です。
医療情報は更新され、当ページの情報も古くなってしまう可能性があります。
また 実際に使用する際などは、直接診察を行った医師や、かかりつけの薬剤師からの指導内容を優先してください。

筆者:薬剤師-五十君 壮平 (Isogimi Sohei)




 

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