デザレックスはどれくらいで効くの? 長期間飲んでも大丈夫?

疾患-薬剤

デザレックス錠5㎎は長時間作用型の第二世代抗ヒスタミン薬です。
花粉症などのアレルギー性鼻炎に処方されたり、蕁麻疹や湿疹または痒み止めとして皮膚科で処方されることも多い薬剤です。

デザレックス(デスロラタジン)の飲み方

デザレックス(デスロラタジン)の飲み方は、1日1回 1錠(5㎎)を内服です。
食事の影響は受けませんので、食後でも食前でも食事とは関係なく飲むことができます。

何歳から飲めるの?

12歳以上の小児および成人が飲むことができます。


※画像はインタビューフォーム(2021 年 6 月改訂(第 7 版))より引用

 

デザレックスはどれくらいで効くの?

デザレックスは単回服用(1回飲むだけ)でも効果が得られる薬です。
そして下図のデータを読み解くと、平均的には飲んでから1時間~1時間半くらいで効果を得られると思われます。
また、早い方だと30分以内で、遅い方でも3時間以内には効果を得られる薬剤です。


※画像はインタビューフォーム(2021 年 6 月改訂(第 7 版))より引用

 

デザレックスは長期間服用しても大丈夫?

インタビューフォームに180日間反復投与した臨床試験の結果が出ています。
投与期間中 アレルギー症状を抑制し、連用により効果が弱くなることはありませんでした。
また、副作用についても長期連用によるものが特別多いとは報告されていません。

長期間の服用も大丈夫な薬だと言えます。


※画像はインタビューフォーム(2021 年 6 月改訂(第 7 版))より引用

※タキフィラキシー(上 画像中の用語)
タキフィラキシー とは、特に急性な脱感作の事をいいます。
※脱感作
薬を連用する事により、その薬によって現れる効果が弱くなること。
しかし、効果がない、または、効果がわからないにも関わらず漫然と長期には服用しないでください。


※画像はインタビューフォーム(2021 年 6 月改訂(第 7 版))より引用




 

クラリチン(ロラタジン)との関係

この部分は、ちょっとマニアックな話になりますので、興味のないかたは読み飛ばしてください。

デザレックスの有効成分は デスロラタジン という成分で、先に承認されて既に広く使われているロラタジン(先発医薬品名=クラリチン)の主要活性代謝物です。

・主要活性代謝物とは
飲んだ薬が体の中で酵素などと反応することにより化学構造が変化し薬理作用が強くなります。この薬理作用が強くなった物質の事

デザレックス(デスロラタジン)は、日本では2016年9月に「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒」の治療薬として、承認されました。

クラリチン(ロラタジン)は2002年9月に発売されていますので、成分(活性代謝物)としては、すでに長く使用されている薬です。

 

最後に

デザレックスは処方箋医薬品であり、医師の診察と処方が必要な薬剤です。
当ページの情報は参考程度とし、実際には処方医や、かかりつけ薬局の薬剤師の指導内容を優先してください。

 

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