幼児によく処方される薬の中で、特に苦いと有名なのがインフルエンザ治療薬の「タミフル」や「オセルタミビル」です。
今回は、私が薬局薬剤師として色んなお子さん またその保護者さんに服薬指導と聞き取りをしてきた経験から「めちゃくちゃ苦い薬」を少しでも飲みやすくする方法をご紹介いたします。
大前提
飲みやすくする方法の説明の前に、まずは大前提ですが
「口の中に薬が居る時間を少しでも短くする」つまり「口に入れたらすぐ飲み込む」のがコツです。
薬を飲むお子さんが「すぐ飲み込める量」を1回の量にしてあげて下さい。
「すぐ飲み込めなかった分」は口の中に残って、苦味を感じさせる原因になりますので、薬を飲むお子さんが「すぐ飲み込める量」を1回の量にしてあげて下さい。
インフルエンザ治療薬 タミフルの場合
インフルエンザ治療薬 タミフルの場合
製薬メーカーが 飲みやすくするための工夫として紹介しているのが
・ヨーグルト
・チョコアイス
・服薬補助ゼリー
・ココア
・リンゴジュース
・スポーツドリンク
これらと一緒に飲む方法です。
画像は中外製薬の「タミフルドライシロップ」の服薬指導箋より引用
製薬メーカーがおすすめしているくらいなので、タミフルに対してはどれも大丈夫なのですが、
この6つの中で、私が個人的に最もおすすめするのが、
「チョコレートアイス」と一緒に飲む方法です。
おすすめ理由は、いろんな保護者さん声を聴いて最も「飲ませられた」という反応が多かった方法だからです。
チョコレートアイスで苦い薬が飲みやすくなる理由
私は苦い薬の「タミフル」や「オセルタミビル」が、チョコレートアイスで飲ませやすくなるのには大きく要因が2つあると思っています。
まず1つ目は
「チョコレート味が薬の苦味を隠すのに相性が良い」からです。
そして2つ目は
「アイスの冷たさが、舌を麻痺させて、通常より苦味も感じにくくなる」からです。
ですから、苦い薬を飲む時の具体的な手順としては
・前もって苦い薬をチョコレートアイスで完全に包んだ1口分を用意しておきます。
・次に、まずは1口か2口 チョコレートアイスだけを食べて、舌を冷やして苦味を感じにくくさせます。
・次に、苦い薬をチョコレートアイスで完全に包んだ1口分を、さっと食べます。
・最後にまたチョコレートアイスを食べて、口の中に少しは残っているだろう苦い薬をお腹に運びます。
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