うがい薬イソジンとアズノールとネオステリンの違い

疾患-薬剤

大阪府の吉村知事の発言によって、イソジンうがい薬(ポビドンヨードうがい薬)が大きく注目を浴びました。それに伴って、患者さんから うがい薬 についてよく質問されるようになりましたので、よく処方される うがい薬 それぞれの違いについて書きまとめておきます。

よく処方される うがい薬

個人的な印象ですが、よく処方されるうがい薬といえばイソジンガーグル(ポビドンヨード)とアズノールうがい液、次にネオステリングリーンうがい液という印象です。

各うがい薬は,どのように違うのか

イソジンガーグル(ポビドンヨードうがい薬)

イソジン(ポビドンヨード)には、殺菌・殺ウイルス効果があります。
簡単にいうとイソジン(ポビドンヨード)はのどに付着した菌やウイルスを殺してくれる薬です。
細菌だけではなく、ウイルス対しても効果があるのが特徴的な薬です。
かぜのひき始めによく処方されている印象です。

※画像はイソジンガーグル液7%(2016年 8 月改訂)の添付文書より引用

添付文書(製薬会社が作っている薬ごとの説明書き(医療従事者向け))にも明確に殺ウイルス効果について書かれています。

 

アズノールうがい液(アズレンスルホン酸ナトリウム水和物うがい薬)

アズノールうがい液には抗炎症作用があります。
簡単にいうとアズノールうがい液は のどの腫れや赤み をひかせてくれる薬です。
イソジンのような「殺ウイルス効果」は無いとされています。
のどがあれてイガイガする。風邪の後,のどの腫れがまだ残っているといった症状によく処方されている印象です。

 

ネオステリングリーンうがい液(ベンゼトニウム塩化物うがい液)

ネオステリングリーンうがい液には抗菌作用があります。
簡単にいうとネオステリングリーンうがい液は 口の中の殺菌キズ薬 です。
イソジンのような「殺ウイルス効果」は無いとされています。
口の中の傷の消毒,歯を抜いた後の口腔内の消毒に対して、歯医者さんや口腔外科にてよく処方されている印象です。

 

まとめ

「家に残っていたアズノールうがい液もウイルスには効果がありますか?」
「前にもらったネオステリングリーンうがい液もウイルスに効きますか?」
と、よく質問を受けたので、同様の疑問をお持ちの方のお役に立てればと思い書きまとめました。

イソジンうがい薬にある殺ウイルス効果は他のうがい薬にも同様にあるわけではありません。
しかし、日本全国の18地域で行われた研究の結果で「水うがいで風邪予防には十分な効果があった」と立証されています。

参考:薬事日報-うがいは水で(外部サイトへのリンク)

イソジンが無い場合でも、感染症予防に水道水でうがいを行う意味は十分にあります。
私も感染症予防目的で毎日 水うがいをしています。

筆者:薬剤師-五十君 壮平 (Isogimi Sohei)