「薬が大きくて飲みずらいので錠剤を割って飲んでもいいですか?」
という質問は患者さんに聞かれることの多い質問の1つで、薬局窓口で ご相談いただいた場合は個別にお答えさせていただいています。
しかし、医師や薬剤師に相談していない場合は、
お医者さんに処方してもらった薬は、自分で割ったり砕いたりして飲まないでください。
薬を割ったり砕いたりして飲んではいけない理由
例えば、
錠剤の表面にコーティングが施してあり、有効成分が胃ではなく腸で溶けるように工夫された薬があります。
(腸溶錠などとよばれる薬)
こういった薬を自己判断で割ったり砕いたりして飲むと、腸で溶けるはずの有効成分が 胃で溶けてしまい、薬が効かなくなる などの原因となります。
自己判断で割ったり砕いたりして飲まないでください。
半分に割ってもOKな錠剤の特徴
錠剤に “半分にするための切れ込み (割線)” が入っている場合は、半分に割っても大丈夫です。
スプーンの背に錠剤の割線の方を上にして押し当てたり、清潔なハサミを使ったりするとキレイに半分に割る事ができます。
(割線の左右を指先で同時にスプーンの背に押し当てる)
とはいえ、医師や薬剤師に相談していない場合は、
お医者さんに処方してもらった薬は、自分で割ったり砕いたりして飲まないでください。
薬局の調剤室には錠剤を半分にカットするための専用のハサミや、専用の器具を置いてありますので、自分で割るのが難しい場合は「割って欲しい」と薬局に相談してください。
「私のこの薬は割って飲んでも大丈夫?」など
個別の事例については、お住まいのお近くの薬局薬剤師 にご相談ください。
筆者:薬剤師-五十君 壮平 (Isogimi Sohei)
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