製薬会社(マルホ)さん作成の患者さん用リーフレット「尋常性ざ瘡治療薬エピデュオゲルを使用される方へ」が大変わかりやすいので、病院や薬局でもらい忘れてしまったり、失くしてしまった方のために、こちらからも情報や画像を引用して、書きまとめてゆきます。
エピデュオゲルは何の薬?
エピデュオゲルは 尋常性ざ瘡治療薬 です。
※尋常性=ありふれた、よくあるタイプの
※ざ瘡=にきび
つまり、エピデュオゲルは
”よくあるタイプのにきび”の治療薬です。
エピデュオゲルの使い方
エピデュオゲルは1日1回夕方~寝る前に使用
エピデュオゲルは1日1回 夕方~寝る前、洗顔後に塗布してください。
※1日に2回塗布したり、指示された以上の量を塗布しないでください。
保湿剤や、化粧水,乳液の使用もOK
乾燥を防ぐために、保湿剤や化粧水, 乳液などを使用(併用)して大丈夫です。
使用する順番としては下記①~③の順でOKです。
①洗顔をする(洗顔フォームなど)
②保湿する(化粧水や乳液など)
③薬を塗る(エピデュオゲル)
塗る量について
エピデュオゲルは少量をチューブから指先にとって、他の指を使って、こすらずに薄く塗り
拡げてください。
少量を指先で薄く
この時、眼、口唇、小鼻、粘膜、傷口、湿疹を避けて塗布してください。
※眼に入った場合は、直ちに水で洗い流してください。
塗る面積について
塗る面積は、初日は小さい面積にとどめておいて、徐々に拡げてゆくことが推奨されています。
より具体的には下記の通りです。
※画像はマルホ作成の服薬指導せんより引用
初日はニキビを中心に直径2cm以下の面積にとどめ、
1日ごとに直径1cmずつ塗る面積を拡げていく。
といった具合です。
ニキビが顔全体にある方は、数日かけて顔全体に拡げていきます。
ニキビが離れて存在する場合は、ニキビのあるそれぞれの箇所で同時に塗り始めてもよいです。
顔面全体に塗る場合
顔面全体に塗る場合、塗る量の目安は
ひとさし指の先端から第一関節までの長さです。
(約0.5g)
顔面全体に塗る場合、塗り方は
指にとった エピデュオゲル を他の指を使って、左額、右額、左ほほ、右ほほ、鼻(小鼻を除く)、あごの6箇所におき、こすらずに薄く塗り拡げます。
使用後は手を洗う
エピデュオゲルを顔に塗ったあと、手は洗って下さい。
注意点
次の方は つかう事ができません
・エピデュオゲルに含まれるの成分によるアレルギーを生じたことがある方
・妊娠している方、または妊娠している可能性のある方
・本剤による治療中に妊娠を希望される方
詳しくは処方医または、かかりつけの薬剤師にお尋ねください。
皮膚に乾燥やヒリヒリ感、赤みなどの症状が生じることも
エピデュオゲルを使用中に皮膚に乾燥やヒリヒリ感、赤みなどの症状が生じることが報告されています。
使い始めてから2週間以内にあらわれることが多く、通常、症状は軽く、一時的なものです。
通常、乾燥やヒリヒリ感、赤みなどの症状が起こったとしても、そのまま使い続けて大丈夫です。
ですが、発疹や発熱など全身性の症状が起こったときや、塗ったところだけでなく その周囲まで皮膚が真っ赤になる、腫れるなどの症状が強くみられるときはエピデュオゲルの使用をやめて、できるだけ早く医療機関を受診してください。
その他 使用上の注意点
日光浴は避けてください
海や山での日焼けや日焼けランプなど過度な紫外線は避けましょう。
※通勤、通学の際に少し日にあたってしまう という程度であれば、通常は気にする必要はありません。
漂白作用があります
漂白作用がありますので、髪や衣類などにできるだけ付着しないよう注意してください。
室温で保管
1~30℃の室温で保管してください。
関連リンク
・製薬会社マルホのコメド治療の患者さん向けのページ
ニキビのはじまりである、毛穴がつまった状態を「コメド」といいます。
コメド治療により、ニキビが軽快してゆく様など、非常に分かりやすく おすすめのページです。
最後に
当ページの情報は、ブログ記事掲載時点の情報です。
また、一般的な内容を記載しておりますので、
実際に使用する際などは、直接診察を行った医師や、かかりつけの薬剤師からの指導内容を優先してください。
筆者:薬剤師-五十君 壮平 (Isogimi Sohei)
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