ラキソベロン内用液0.75%は、細かい用量調節をすることで、乳幼児から高齢者まで使用することが出来る薬剤(便秘薬,下剤)です。
※ラキソベロン内用液0.75% と
ピコスルファートNa内用液0.75% は同じ成分の薬です
ラキソベロン内用液の使用量(何滴・滴数)目安
(ピコスルファートNa内用液の使用量(何滴・滴数)目安)
ラキソベロン液の使用量(何滴使えばよいのか?)目安は下表のとおりです。
年齢 | 使用量 | mL |
---|---|---|
6カ月以下 | 2滴 | 0.13mL |
7~12ヶ月 | 3滴 | 0.20mL |
1~3歳 | 6滴 | 0.40mL |
4~6歳 | 7滴 | 0.46mL |
7~15歳 | 10滴 | 0.67mL |
成人(15歳以上) | 10~15滴 | 0.67~1.0mL |
ラキソベロン内用液の滴下方法(使い方)
(ピコスルファートNa内用液の滴下方法(使い方))
容器を逆さにして、水をいれたコップなどに滴下してください。
上表で確認した目安の滴数を数えられるように、ボトルは強くにぎらず、ゆっくりと押していってください。
ラキソベロン内用液1本は 何滴分?
ラキソベロン内用液 1本10mL には、150滴分が入っています。
(※ 1mL=15滴 )
1回15滴使う成人の方なら1本は10回分
1回10滴使うなら1本は15回分ですね。
ラキソベロン錠2.5㎎1錠=5滴分
ラキソベロンは内用液 以外に錠剤もあります。
ラキソベロンは内用液0.75% を5滴が、ラキソベロン錠2.5mg(1錠)と同じ量です。
ラキソベロン内用液0.75%の基本情報
最後にラキソベロン内用液0.75%の基本情報を確認して終わりにします。
※ラキソベロン内用液0.75%の添付文書(2021年6月改訂)より情報引用・抜粋
使ってはいけない人
下記にあてはまる方は、ラキソベロン内用液を使ってはいけません。
・急性腹症といって、急な腹痛を訴える患者さんの中でも重症で迅速な対応が必要な方
・腸管閉塞やその疑いのある方
・このお薬で副作用が出た事のある方
使い方
各種の原因による便秘症に使われます。
他に、
各種の手術前や手術後、検査前や検査後にも使われる事があります。
ラキソベロンは妊婦にも使える?
添付文書では、
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
となっていますが、ラキソベロンは妊婦さんに対して安全に使用できる薬剤と認識されています。
胃・小腸では吸収されずに、大腸で加水分解を受けてジフェノール体となり はじめて大腸で効果を発揮します。このジフェノール体のほとんどが糞便中に出てゆきます。
この特徴からも胎児への影響はほとんど無いと考えられています。
[参考:妊娠と授乳]
最後に
一般的な内容について記載しました。
個別の事例ついては、処方医もしくは かかりつけの薬局 にご相談ください。
筆者:薬剤師-五十君 壮平 (Isogimi Sohei)
大阪市港区・西区の
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